東京都文京区本郷のベンチャー税理士の会計事務所「いなほ会計」 齋藤です。
今日は定款作成のポイントについてお話しします。
1.商号について
新会社法で、類似商号規制が撤廃されました。同一住所で同一商号でなければ法的にはOKです。ただし、近所に同じ名前の会社があったりするとそれはそれで意識してしまうので、類似商号調査まではしなくとも、最低限ネット検索くらいはした方がよいでしょう。
2.目的について
会社の目的は、会計のプロ的にはとても重要です。よくあることですが、イレギュラーな取引で入金があった場合に、これが売上なのか営業外収益なのか、監査法人と議論になることが頻繁にあります。目的の記載事項に近ければ、堂々と売上にしてしまいましょう!この意味で、「経営一般に関するコンサルティング業務」は便利なキーワードです。
3.取締役の員数
今回は機関設計として、取締役会と監査役を設置せず「一人会社」を設立しますので、取締役の員数を「1名以上」と記載します。一人会社は合議による手続きを経ずに意思決定が進められるので、スピーディーかつ手続きも簡素で済みます。
4.取締役の任期
取締役の任期は10年まで設定可能です。今回は一人会社のため、10年にします。任期満了で役員を改選する時には変更登記が発生するので、任期はできるだけ長めにします。
つづく
いなほ会計は監査法人の監査対応が得意な会計事務所です。まずは03-3527-1480までどうぞ♪