創業融資に強い文京区の税理士事務所いなほ会計事務所でございます。
本日は、創業融資における「自己資金」について解説いたします。
【自己資金が重要なわけ】
所長である齋藤が公庫さんとの長い付き合いの中で、ご担当者から直接お聞きした話ですが、創業の目標に向けて、ある程度の一定期間、自らのお金をコツコツ貯めてその貯金を元手に事業をスタートするようなケースの場合、事業失敗リスクは下がり融資金の回収可能性が高いようです。
逆に、自分で貯めた貯金がほとんどない状態で事業をスタートする場合、短期で廃業してしまうリスクが高くなり、融資の貸付リスクが高くなるとの事です。言われてみると何となく理解できる気がしますね。
【自己資金になるもの】
◎自分で働いて稼いだお金が少しずつ通帳に蓄積されているもの
◎自分が貯めた定期預金
◎養老保険等の解約返戻金等がある貯蓄型保険
◎自分で購入・取得した株式等の金融商品の売却による資金
○相続した遺産
△親・親族から支援としてもらったお金(ただし、6か月以内だとNGの可能性大)
(自己資産)
自己資金は少なくとも、その他の「自己資産」を保有している場合には公庫からの評価は上がります。ただしその場合でも、自己資金(お金)が0円では厳しいと思われます。
○マンション・戸建て等の不動産(時価ーローン残高の残りの価値があるか否か)
○自動車等の動産(時価ーローン残高の残りの価値があるか否か)
○株式・投資信託等の金融資産
【自己資金にならないもの】
×親・親族・第三者からの借入金(借金)
×親・親族・第三者からの出資金(投資)
×1年以内で急にまとまった額が通帳に入金されたもの
×たんす預金(通帳等に入れずに現金でもっているお金)
△第三者からもらったお金
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。